私は二代目でありながら、強い起業家精神を持っていると思います。
家には「100万ドルの成功計画」や「弱者必勝の10カ条」が掲げられ、父の書斎には何百冊ものビジネス書や人生哲学に関する本が並んでいました。
幼い頃から父に連れられて海外を訪れ、さまざまな生活スタイルに触れた経験が、私の原点となっています。
父が設立したこの会社をさらに成長させるため、ビジネス書を読み漁るだけでなく、銀行主催の次世代経営塾や経営管理者養成コースなど半年間にわたる講習にも参加してきました。
これまでに世界35カ国を訪問し、各地の経済や人々の暮らしを自らの目で見てきました。さらに、アメリカのエルカミーノ大学でビジネスマネジメントを学び、大前研一氏が創設したBBT大学での学びを経て、現在はオーストラリアのBOND大学でMBAに挑戦しています。


こうした経験を通じて私は確信しました。
**「本当に価値のある成果は、閾値(いきち)を超えたところにしか存在しない」**と。
仕事で成果を出すための方法はシンプルです。
自分の能力を高めるか、時間を惜しまず打ち込むか——この二つしかありません。
しかし今の時代、定時退社や権利の主張が先に来てしまい、責任や挑戦する姿勢が後回しになっているように感じます。
けれど、成果を出すための本質は昔も今も変わらないと私は信じています。
どんな時代でも、閾値を超える努力なくして、結果も成長も得ることはできません。
私は、閾値(いきち)を超えた頑張りは、仕事においてだけでなく、人生全体においても欠かせないものだと考えています。
なぜなら、人は誰しも、自信を持って自分の人生を歩んでいきたいと願っているからです。

私が代表を務める株式会社ウエスト・マネージメントは、日本の高品質な中古小型建機を、必要とする世界の国々へ届ける事業を行っています。
これは単なる「中古品の売買」ではなく、日本の技術と信頼を次の現場へ橋渡しする責任ある仕事です。
海外で日本の建機が新たな仕事を生み、地域に活力を与える——それこそが、この事業の本当の価値です。
私は、この事業を通じて、社員一人ひとりが自分の限界を越え、挑戦し、成長することこそが、人生を豊かにし、会社を、そして社会を良くする原動力になると信じています。
これからも、閾値を超える努力を続け、世界に通じる価値を創り出してまいります。


株式会社ウエスト・マネージメント
代表取締役社長
堤田 一郎